【 笠置山とイワクラ 】

笠置山の歴史は古く、縄文時代まで遡ります。

今から3,000〜6,000年前、大陸や海を渡って、世界中の人々がこの日本各地に
やって来ました。そして、この笠置山には、古代シュメール人(現イラク近辺)、
ケルト人、ミクロネシア人たちがやってきた痕跡が残されています。その痕跡と
は、笠置山山中にあるイワクラと呼ばれる岩に刻まれた、古代文字です。

イワクラとは、古代の人々の信仰対象の岩であり、神が宿るとされた岩のことで
す。日本の神社におきましても、お社の中の御本体が岩や石であることは、その
名残りです。

笠置山の中には、そのようなイワクラが無数に点在しており、山そのものが聖山
として崇められてきました。

日天月天の所在地にもイワクラがあり、明治初期まで存在した神社の跡地です。


【 笠置山に点在するイワクラの特徴 】

笠置山のイワクラの一つに、有名なピラミッド岩があります。

ピラミッド形の岩が数個、山頂より北西に向かって一直線に並んでいます。これ
は、当時の人たちが、夏至と冬至の日を確認するための装置でした。

これらのピラミッド岩は、当時の人たちの手によりピラミッド状に削られ、その
場所に配置されている事がわかっています。

また、ピラミッド岩を含め、古代文字が刻まれた岩の配置を地図上に落とし込む
と、夜空の星座図と同じであることがわかっています。

つまり笠置山は、地上の天球図の役割りを果たしており、ひとつひとつの岩をめ
ぐる事は、星々をめぐることになります。

古代の人々にとって星の配置を知ることは、方位を知る事であり、季節を知る事
であり、星読みは生活の基盤上、とても重要であったのです。

また、神が宿るとされるイワクラを通して様々な祈りが捧げられていました。中
でも重要な祈りのひとつは、雨乞いでした。

「イ・ル・ガガ」と呼ばれる古代のシュメール文字があります。その意味は「水
を我らにと祈る」です。

この「イ・ル・ガガ」の文字は笠置山のイワクラだけでなく、世界中のイワクラ
にも刻まれています。